【健康経営】2022年10月健康レポート
食欲の秋こそきっちり肥満対策を!
秋といえばやっぱり「食欲の秋」。秋の味覚はとても魅力的です。
でも、気をつけたいのが体重の増加。秋の味覚の誘惑につられ、食べ過ぎてしまうと、肥満の原因になってしまうのが悩みどころです。
肥満の問題点は、それが多くの病気の原因となり得るところです。更に、すぐにどこかが痛んだり、不調を感じたりするわけではないため、これという自覚症状に乏しい病気であるとも問題です。
●肥満が原因(一因)の病気
・睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風、胆石症、骨粗しょう症、動脈硬化 など
・上記から進行する、狭心症、心筋梗塞、虚血性心臓病、脳卒中 など
●肥満の判定
・BMI ⇒ 体重(kg)÷身長(m)の2乗 ※25.0以上が肥満
・体脂肪率 ⇒ 男性 25%以上、女性 30%以上
日本人の場合、元々欧米人と比べてインスリンの分泌能力が低いため、少し太ると糖尿病をはじめとした生活習慣病になりやすく、逆に太らなくなります。日本人が小太りでも肥満判定されるのはこのためです。
肥満は生活習慣病の原因になります。逆に言えば、肥満に基づいて起こる生活習慣病は、肥満を解消するか、あるいは軽減することで改善されるのです。それも標準体重にまで減量する必要はなく、今の体重の5%程度を減らすだけで、生活習慣病にかかるリスクが低減されると言われています。
肥満を防ぎ、生活習慣病にならないためには、健康に良いと思うことを日々、実践することが重要です。